ペットと連れ添っていて一番悲しくて辛い瞬間、それが生き物すべてに訪れるお別れ『死』だと思います。一方、タイでは交通事故でクルマにひかれ道端で倒れた猫たちの死骸をよく目にすることがあります。
猫たちの最期を見送ってあげるためにも、タイでのペット葬儀事情について記したいと思います。
仏教徒が多いタイでは、人間のお葬式は一般的にお寺で執り行われますがペットもまた同様です。お寺には斎場と火葬場が備えられています。また、タイでは墓地という習慣がないため、寺院内の納骨堂に遺骨や遺品を安置されます。ペットの場合はお寺の許可を得て敷地内の塀際などに遺骨を埋葬できる場合がありますが、ほとんどは遺骨は持ち帰ったり散骨する場合が多いです。
ペットの場合、 お寺に自分で亡骸を持ち込み火葬をしてもらいますが、お寺でペット用の棺や花輪が用意されていて購入できます。また、希望すれば僧侶にお経をあげてもらったり、遺骨遺灰を舟に乗せて川に流すこともできます。火葬費用は猫の場合で1000バーツ程度で、読経をお願いした場合には僧侶への心付けを支払います。
めお
今回ご紹介したお寺の名前は、ワット・クローントゥーイナイ(Wat Khlong Toei Nai)といいます。タイ語では วัดคลองเตยใน