キダチアミガサソウとはどんな植物?
キダチアミガサソウはトウダイグサ科の植物で、東南アジアに広く分布しています。
タイでは”タムイェーメーオ”(ตำแยแมว)と呼ばれていて、荒れ地や道路脇や隙間などどこでも生えている雑草です。
英語名ではIndian Acalypha、漢字では木立編笠草と記します。
根っこで猫たちが酔っぱらう!?
実はこのキダチアミガサソウを根っこごと地面から引き抜いて、猫にあげるとヨダレを垂らして大悦びクネクネになるのをご存知でしょうか?
猫はネコノヒゲの花や葉には興味がなく、根っこ部分が大好きなようなのです。
恐らく根の部分に猫を高揚、陶酔させる成分があるのだと思われます。
たいがいの猫は身体をくねらせてゴロリンとなり、ヨダレを垂らしてベロベロ状態になります。
キダチアミガサソウの根に成分ついては勉強不足で分からないことだらけですが、マタタビを与えた時のような猫の反応にとても興味深いです。
調べたところ、猫をひきつける化学物質は、イリドイド化合物のイソジヒドロネペタラクトンとイソイリドミルメシンということですが、どう作用しているのか私にはさっぱり分かりません。
実はこの草、雑草なのですがLazadaなどのネット通販で売られています。
みなさんも、もしこの草をみつけたら、引っこ抜いて猫に与えてみてはいかがでしょうか?
観察して分かったことは、この草には雌雄があって、猫は雌株にしか興味がないことです。
ただし、キダチアミガサソウには雌雄株以外に中性株があるという話もあって、はっきりしたことがまだ分かっていないため、引き続き観察を続けて調べてみようと考えています。